ピアノの買取はどういう手順で進んでいくのでしょうか?
そのときに気をつけることは何でしょうか?

ピアノは大事なものだし高価なものなので売るときには失敗したくないですよね。ピアノ売却は人生に何度もないことなので、どうすればよいかわからないことが多いと思います。ここでは買取の流れについて詳しく説明します。

ピアノの買取と言っても、ピアノは大きくて家から動かすことが難しいために、買取業者の店舗に持ち込むというわけにはいきません。そのため、査定でも引き取りでも買取業者に家に来てもらうことになります。
大事なピアノを手放すわけですし、知らない他人に家に上がってもらうのは怖いことだと思います。もし悪徳業者だったらどうしようかと不安です。
おそらく多くの人は人生でピアノを売ることというのはそう何度もないことだと思います。ですから手順と言ってもよく分からないと思いますので、まずはピアノを売るときの手順について説明します。

ピアノ買取の査定に必要な情報を確認します

ピアノ買取の査定に必要な情報を確認します

まずはあなたが売りたいピアノのことについて情報を整理しましょう。その情報とは、

1.メーカー
2.型番(品番・モデル名)
3.製造番号
4.ペダルの本数

のことです。
ピアノの種類はヤマハのアップライトピアノで550種類以上、グランドピアノで200種類以上あります。カワイだとアップライトピアノで750種類以上、グランドピアノで250種類以上あります。またピアノメーカーは全世界で2000社ほどあると言われます。
日本メーカーの場合は型番ごとにおおまかな相場がありますので、それを基に査定をすることになります。その査定を基に傷や在庫などを勘案して本査定をすることになります。ここがはっきりしないと買取業者も正確な査定ができなくなるので、お互いに損になります。しっかり調べてくださいね。

ピアノの型番はアップライトピアノの場合は、蓋を開けて弦がとまっている部分にかいてありますので、確認してみてください。グランドピアノの場合も同様です

また、過去にピアノの調律をしてもらったことのある場合は、調律師が書いた明細に品番や製造番号が書いてありますので、確実です。明細を探してみると良いでしょう。

ピアノ買取の見積もりを依頼します

ピアノ買取の見積もりを依頼します

ピアノの買取業者に連絡をして見積もりを依頼するのですが、日本にはたくさんのピアノ買取業者がおり、迷ってしまうと思います。どうせ売るのならば高く売りたいですし、悪徳業者に騙されたくないと思います。ですので、そういうときは一社だけに限定してあとはその一社が良い会社であることを祈るのではなくて、複数の業者に相見積もりを出したほうが良いです。その際、一つ一つの会社に連絡をするのは大変なので、一括買取査定サイトのようなところを利用するのが良いでしょう。
どのピアノ買取業者も見るところは同じで、前章にある4つの項目(メーカー、型番、製造番号、ペダルの本数)です。したがってこれさえ事前に調べておけば、簡単に相見積もりを依頼することができます。

買取業者を決定します

買取業者を決定します

数日で、複数の買取業者から仮査定金額が提示された仮査定額が届くと思いますので、それをもとにして実際に訪問査定を依頼したい買取業者を決めます。
基本的には高値をつけてくれた業者を選ぶのですが、機械的に一番高いところを選ぶのではなくて少し考えてみてください。

ピアノの買取金額は基本的にはメーカーと型番で決まります。ここは相場があるので、どの買取業者もあまり査定額が変わらないはずです。
その他の業者ごとに査定額が変わる要素となるのは、運送手段、在庫数、その業者の販売ルート、さらには地域や階数やエレベーターなどの搬出コストです。
ピアノは長年愛用してきて家族の一員のように思っている方も多いと思いますので、「うちの子」の状態や個性ではなくこういった市場価値だけで査定されることに不愉快な気持ちがする方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは割り切ってください。

その上で、他社と比べて極端に見積り金額が高かったり低かったりする買取業者はちょっと不安ですよね。

実際に、極端に高い金額を付けた業者が実際の査定のときに何かと難癖をつけて安い買取価格に訂正し、「せっかく出張してきたのだから」「どこも同じですよ」と断りにくい雰囲気にして押し切られたり、それが通じないと当初要求していなかった出張費や査定費を要求すると言ったクレームもあがってきています。もちろん高値をつけた業者の全てがそういった業者だというわけではないですが、その買取業者との訪問査定のやりとりの電話などを通じて、なぜその買取額になったのかを聞き取りましょう。在庫や販売ルートの関係で本当にその業者がまさにあなたのピアノを今すぐ欲しがっていたので相場よりも高い値を出したという場合もありますので、そのときはよいでしょう。しかし、合理的な説明をせずにあいまいな返事をしたり、はぐらかしたり、警戒したり探ってきたり脅すような口調になる業者は、やめたほうが良いでしょう。
また、このときに出張費や査定費といった料金を別途請求されないかどうかも確認しておいてください。

実際に査定に来てもらったら、業者は傷などの現状をチェックします。その内容によっては査定額を減額する場合もあります。これは一概には悪徳だとはいえません。相手も商売ですから。ここはお互いにフェアに行くべきですので、最初の見積り依頼のときに、ピアノの状態や保管方法やピアノの置いてある部屋の状態(タバコを吸っているかどうか)などを記載する欄があるかと思いますが、そこには嘘を書かずに率直に現状を書いてくださいね。

ピアノを掃除する必要があるかどうか、調律しておく必要があるかどうかですが、掃除はしたほうが良いです。買取査定をする側も人ですので、大事にしているものだと思えばちゃんと査定をしなければいけないと思うし、良い金額を付けて喜んでもらいたいと思うものだからです。ホコリだらけの場合は、このお客さんはピアノに興味も愛情もないしそうならば知識もないし相場も知らないだろうと足元を見られてしまうかもしれません。
調律に関しては買取業者それぞれです。基本的には買取業者はピアノの修理をしてから売りますので、調律や修理も見積額に入っているといえます。それを勘案しての見積額ということになります。

また、保証書などのピアノを購入時についてきた書類はできれば用意しておいてください。そのほうが査定の評価が良くなります。

ピアノを引き取ってもらいます

ピアノを引き取ってもらいます

査定金額に双方が同意したら、売買契約を結び、事前に打ち合わせて決めておいた日時に買取業者の作業員が訪問します。ピアノは簡単に運び出せないものなので、査定当日に運び出しということは少ないかと思います。

このとき気をつけることがあります。キャンセルに関してです。
ピアノ搬出はかなりのコストが掛かります。グランドピアノですと作業員4人がかりですし、ご自宅の状況によってはクレーンの手配なども必要になってきます。そのためドタキャンされてしまうと買取業者としても困ってしまいますし、キャンセル料の請求なども発生するかもしれません。ここはピアノの買取でトラブルの発生しやすいところです。
ですから、決まったあとはなるだけキャンセルをしないほうが良いのですが、そうはいっても売る側にも事情があると思いますので、何らかの理由でキャンセルになる可能性があると思っている時は、キャンセル料の規定について査定時に(契約前に)聞いておきましょう。